そろそろ教師をやめようと思っているあなたへ
そろそろボーナスも出てハッピーという人もいるでしょう。
そろそろ所見がやばい!という人もいるでしょう。
夢を抱いて教師になったものの、
「もう限界!」という人もいるでしょう。
「教師をやめようかな!」と思ったあなたには、ぜひこの本を読んでもらいたいです。
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
- 作者: 山口揚平
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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●教師をやめて何をするのか?何を身につけて置かなければならないのか?
1.考えるべき3つのこと
<<3つの要素>>
1)バリュー:使命と才能を貢献に変換する
2)システム:稼ぎの土台、経営システム
3)クレジット:戦略的信用創造
例:ほぼ日
サイト→バックエンドとしての手帳販売
ビジネスモデル
月会費前払い制
行けなくなった分だけそのまま利益になる
1)バリュー:教師として培った使命と才能とは何か。それをどうやって貢献に変えるのか?
・使命感で仕事をする:
目の前の子どもたちの成長のために早起きをしたりサービス残業をして丸つけ、プリント作成、授業準備をする。
出来の悪い子は補習をしたり特別にプリントを作る。
勤務時間外の電話や面談で保護者と話をする。
十分すぎるほど、あなたは使命感にあふれています。もちろんそれは相手にも伝わっています。しかし、社会では通用しません。なぜでしょう?
それはズバリ、コスト意識。
経営の世界では投資対効果が決定的に重要です。
いくらかけて、いくらの利益を出すのか?
教員の世界では「コスト意識」は皆無。
がんばろう教なので、「そもそも必要なのか?」「廃止すべきことは何か?」と考えることはありません。
だからこそ、世間知らずと言われてしまうのではないでしょうか。
まずは、自分自身から「成果を出している業務は何か?」を洗い出しましょう。
私は、教材準備・子ども理解・授業スキル向上が【松】
分掌の仕事・事務作業が【竹】
差し込み仕事・付き合い残業・無駄な飲み会などの付き合いが【梅】
だと考えています。
どうしても教員村にいると【梅】【竹】に時間を取られてしまいますが、
【松】に集中しましょう。
しかも、その時に自分の優先する教材準備・子ども理解・授業スキルを追究するのではなく、
校長先生・学年主任・研究主任がやりたい授業は何か?を意識しましょう。
ビジネスの世界では経営層が戦略、部長クラスが戦術、部員たちは戦闘を意識します。そしてチームで数字を達成していきます。
しかし、教員村では自己流の良い授業を追究してしまいがち。
だからこそ、がんばっているのに評価されないということが起こってしまいます。
もっと上の考えていることを理解しましょう。
あなたは上の方針の代弁者。そして翻訳家。実践家具体家です!
そうなればどんどん評価されて出世しますよ。
実際私はそうでした。しかし、まあ残酷すぎる毎日が待っているだけですが。
2)システム:稼ぎの土台、経営システム
・ビジネスモデルってわかりますか?
街の片隅にあるスポーツショップはなぜ潰れないのか?
実は少年スポーツチームと契約していて、注文を受けているからです。
スポーツジムやベネッセの進研ゼミはなぜ儲かるのか。
それは、月会費を前払いにしてもらっているからです。
こういうことを学校では教わらず、みんな経営がわかりません。
もし、教員をやめたいのなら、こういった稼ぎの土台を理解する必要があります。
3)クレジット:戦略的信用創造
例:ほぼ日
サイト→バックエンドとしての手帳販売
ビジネスモデル
月会費前払い制
行けなくなった分だけそのまま利益になる
フロントエンド・バックエンドということも重要です。
最近キングコング西野さんも本で強調しています。
まず、信用を得てから販売する。
糸井重里さんがやっていることです。
無料で配って後から課金するやり方です。
こういうマネタイズの仕組みを理解していないと、教員から転職しても決して社会で通用しないでしょう。
というわけで転職を考えているあなた。
まずは社会は厳しいので本を読んで勉強してみてはいかがですか。