教務主任残酷物語〜生き延びるための100の技法

某私立小学校のセンセイ。コンサル会社→通信で教員免許→私学で教務主任。 説教おじさん。書評や授業論を日刊で配信中。

「先に生まれただけの僕」最終回(書き起こし)を見た現役私立学校教務主任3つの感動ポイント

ご感想お待ちしております✒️ 全10話、本当ありがとうございました😊

 

 

毎週楽しみにしていた「先に生まれただけの僕」が終わってしまった。

 

このドラマは私立学校のリアルをかなり正確に描写しています。

 

アクティブラーニングはもちろん、

説明会の集客や個別相談、

そして先生たちの軋轢。

 

日本テレビの中に学校現場を知る方がいるとしか思えません。

 

また最終回のナルミンの長台詞はまさに、私がサラリーマンから転職した動機と完全一致しており、感涙してしまいました。

 

●長文ですが書き起こしです。

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学校がこんなにやりがいのある職場だとは思わなかった
最初は経営を立て直すことで頭がいっぱいだったけど
先生たちとぶつかって
生徒たちとぶつかって
カシマツ物産で通用したスキルが通用しないことばっかりで
営業っていう仕事も張り合いはあったよ
 
でも今思うと、商品を売るために僕はたくさんウソをついていた気がする
ウソ?
 
うん。
ホントはこっちの商品売りたいのに会社の方針で別の商品売り込んだり
駆け引きとかハッタリとか、
上手なウソをつく能力が必要だと思っていた
 
でも学校は、学校っていうところはウソつけないんだ。
生徒たちにウソはつけない。
 
正直でいられるってことは嬉しかった。
 
それに先生だってお金持ちになろうとして教師になろうとしてる人なんていない。
 
教師っていう仕事を選んで続けてるってだけで、尊敬できるっていうかすごいなって思えるんだ。
今の僕は。
 
だから会社には戻れない。
 
ごめん、さと。
 
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エレベーターがしまった瞬間に、お客さんとの会話とは明らかに表情を変える上司。
社会人で奮闘した数年間を今でも思い出す。
 
大型案件を何千万円分失注して言葉を失う営業の現場。
 
容赦なく切られる残酷な世界。
 
【感動ポイント①】正直でいられること
 
教師という仕事は正直でいられる。子どもたちは本質を求めているので、
ウソは通用しない。まさにそのとおり。
 
子どもたちは生きており、必死で全力。
保護者も必死で全力。保護者も他の保護者から煙たがられたり、いじめられたり奮闘している。だからこそ教師は正直でいなくてはならない。
 
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となりの人と自分を比べる必要なんてない。
目指すは自己ベスト
自分史上最高の自分になることを目指してこの夏を過ごしましょう。
 
今高校一年生の君たちと、10年後の君たちは別人ではありません。
 
今日の自分が明日の自分になり、
明日の自分が明後日の自分になり、
 
そして10年後の自分になっていきます。
 
もし10年後こうなっていたいという自分があるなら、今日のうちにやっておかなければならないことが、
1つや2つあるはずです。
 
2年生のみんなはこの夏にやれることを思いっきりやってください。
 
勉強することは大事です。
でも、大学に入ることがゴールではありません。
 
その先に社会があります。
 
学校とは全く違うルールでできた世界にいずれみんなは出ていかなくてはならない。
 
僕はこの学校の校長先生ですが、だからといってえらそうにするつもりはありません。
 
僕はただみんなより少しだけ先に生まれてきただけなんだから。
 
だから先生としてではなく一人の人間として伝えたい。
 
これから世の中はどんどん変わってくるだろうし、
君たちの人生もいろいろなことが起こるかもしれません。
 
「これでいいのかな・・・」とか
「私に才能なんてないのかな・・・」とか
何度も不安が押し寄せてくるかもしれません。
 
でも、みんなに未来を見通す力なんてありません。
 
そもそも君たちが何かをするまで未来なんて存在しないんだ。
 
だから、君たちができることは、「あがくこと」だけです。
 
不思議なもので、あがいて進んでいくと、見えてくる景色があります。
 
 
やってみないとわからないことが山ほどある。
 
いや、やってみないとわからないことしかないと言い切っていいかもしれません。
 
だから、なんでもやってみよう。冒険してみよう。
 
冒険しても文句を言うことはいません。
 
羨ましがる人は山ほどいるかもしれないけどね。
 
 
 
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【感動ポイント②】あがくこと

 

私もいつだってあがいてきた。あえて教員養成ではない大学に入り、

サラリーマンになり、やめて通信で免許を取り、

不安にさいなまれながら私学の教員になり、

文化の違いに押しつぶされ

 

とにかくあがいてきた。

本を読んでセミナーにいき、とにかくとにかくあがいてきた。

 

人生とはあがくこと。鳴海校長先生に改めて教えてもらった。

 

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人は何歳になっても成長できる。そのお手本になるのが先生たちです。
 
 

【感動ポイント③】先生の仕事とは、「人は何歳になっても成長できる。そのお手本になること

 

まさにそうですね。

 

ありがとうございました。

 

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